ノンテクニカルスキル教育のヒント その1 4件
チョコトレ:仕事の合間にできるノンテクニカルスキル訓練
時間の制約で、1時間まとまったノンテクニカルスキル教育の時間を取りにくい現場向けの短時間プログラムです。日々の仕事中や仕事の合間、1日の振り返り、トラブル発生後のデブリーフィングなどの場面で、短時間で実施できるトレーニング(チョコトレ)を提案します。対象は業種・分野を問いません。対応する具体的なチョコトレは、14の事例を通して詳しく紹介します。
若年層向けノンテクニカルスキル教育(5か年プログラム)
若年層は、世代特有の行動特性や価値観をもっています。それゆえに事故の度数率が高い場合がある。本プログラムでは、その特性を踏まえたノンテクニカルスキル教育を、5か年計画で段階的に行います。年齢や成長段階に応じて、「とっさの行動防止」「レジリエンス」「規律順守性」「思い込みの防止」などを若いうちに身につけてほしいと思った構成です。実際の5か年プログラムの内容や進め方は、具体的な事例を通して紹介します。「とっさの行動防止」は体験教室Aに発展しました。
協力会社との連携ノンテクニカルスキル教育
協力会社と連携してノンテクニカルスキル教育を実施できている所は少ない。実施したいが、できていないのが現状である。同じ敷地で働く協力会社の方々にも本体(元方)と同じような教育を実施したいが、時間不足とインストラクター育成及び組織の違いが制約となっている。協力会社の常駐社員への教育に関する全国的なアンケート調査(26事業所が回答)の解析結果や課題についてお話しします。
行動特性診断は、結果を見て終わりにしてしまうと、行動変容や職場の安全文化づくりにはつながりにくくなります。本プログラムでは、診断結果をもとにした振り返りや対話の場づくり、具体的な行動目標の設定など、フォローアップを重視した支援を行います。詳細な進め方や事例は、体験教室6「行動特性診断の成功への道」で話されます。フォローアップする上で上司側からのコーチングの仕方については「よくわからない」とのお声が多いので体験教室12「その気にさせる会話術」で映像も見ながら、フォローアップの仕方が学習できます。
行動特性診断後のフォローアップの充実
ノンテクニカルスキル教育のヒント その2 4件
インストラクター養成講座
2018年10月に熱海で2泊3日で12名の定員で初めて実施しました。インストラクターの要件や教材の制作方法、動物当てゲームやあなたならどうする演習の実際の演習の進行の仕方、行動特性診断の実際とフォローアップについて、プログラムの3科目構成の意義などについて実際 のプログラムで学習していただきました。あれから8年経ち、ノンテクニカルスキル2.0の概念も提唱し、充実した養成講座が開催できると思います。ノンテクニカルスキル教育のスタートアップ事業所では最初に筆頭インストラクターの養成が不可欠です。ポツポツ開催要望があるので計画を検討します。希望の方はお問い合わせからお伝えください。
ノンテクニカルスキル教育における教材の3科目構成の有用性
ずっと講師が話す教育はノンテクニカルスキル教育には向かない。気づきを促進するには第一科目をその時の教育テーマの内容、第二科目を意見交換を中心とした演習、第三科目にそのテーマに合う行動特性診断がいいでしょう。
演習の題はそのテーマに沿った演題を3,4問考案する。その演習のあとに講師がメッセージを添える。受講者は意見交換でご自分の考えを披露しており、それが決意のようなものもある。内容や進め方は、具体的な事例を通して紹介します。
あなたならどうする演習の有用性と実際の設問例
意見交換を中心とした演習は受講者に気づきを促進させやすい。2026年7月の行動特性研究会でも話されるようにノンテクニカルスキル教育のプログラムの三科目構成の第二科目にこの意見交換演習をいれるとよい。
受講される体験教室の教材の中にもそのテーマに適した2問あなたならどうする演習を設けている。
体験教室8「あなたならどうする演習の成功への道」では設問の具体的な方法や実際の演習の進行についてのコツが話されます。
ノンテクニカルスキル2.0とノンテクニカルスキルのカテゴリーとの関係
2020年8月から2年間産業界5名、心理学者2名の合計7名でノンテクニカルスキル枠組み構築WG活動をしました。掲げたテーマは 「これまでのノンテクニカルスキルの理論を学術的見地から見直し、現状のノンテクニカルスキル教育における強みや弱みを認識し、網羅的で深層的かつ予防保全的なノンテクニカルスキル教育を提言する」 と難解なテーマとしました。
ノンテクニカルスキル2.0の理論は、従来の7つの要素で構成するノンテクニカルスキルを向上させていくことに加え、上位者とメンバーの持つ心理的な2つの要素の充実を結びつけることが事故・トラブルのない現場つくりへとつながることを示しています。今思えば2つの要素自体は、よく聞く普通の要素であるようにも思えますが、心理的な2つの要素の充実と事故・トラブルのない職場造り、つまり安全に関する組織文化・風土の醸成を結び付けたことに今回のWGの成果があると思います。